いずれ消えてしまうことがわかってるから、あと少しだけ余韻に浸っていたいのだ、と。 ここにはもう人影も足跡も記憶も残っていないのに。 あまつさえ向かう先では深海魚も寒さに凍えて死んでしまうのに。ひとつ壁を隔て君と口を寄せて喋る。
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